HOME >> 鉄道模型レイアウト > 新レイアウト レイアウトプランの検討 

新レイアウト レイアウトプランの検討 

■ 新レイアウトのいきさつ

 

 今までの「RTM東海」のレイアウトは、およそ畳一畳の大きさでしたので、長編成の列車を走らせるには、少し物足りなりレイアウトでした。 そこで、レイアウトを拡張したいと考えていたのですが、まずは場所を確保する必要がありました。 狭い我家では、残っているのは物置部屋しかありません。

  

 現在のレイアウトは、ユーティリティ室に置いていますが、ユーティリティ室と物置部屋の見取り図を右に示します。  二つの部屋を仕切っている扉を取り外すと、おおよそ 3.6m×2.1m の空間が確保出来ます。

 そこで思いきって物置部屋を活用することにしました。 そこに収納なされている物は思いきって整理し、それでも残った物は、レイアウト台の下に収納すれば良いという事にしました。

 そこで、この空間を生かすレイアウトを立案すべく、昨年の春頃からトミックスのレイアウターで色々考えて来ました。 

 

■ レイアウトプランの検討

 新しいレイアウトの設計方針として、孫と一緒に遊べる事を目的として、

(注)レイアウト番号は、下一桁目が修正や小変更の場合に変更し、二桁目は大変更の場合に変更するものとして、追い番にて付与して来ました。

 レイアウト No. 630  当初はL字形のレイアウトを考えていました。 図の下の壁は、パソコンや作業台を置く事を想定していました。 ヤードやホームの長さが充分に確保出来ませんでした。 そこで、下の壁を使って、部屋を一周する案を考えたのが レイアウト No. 642 です。 単に壁側を走らせるだけでは面白くないので、モジュール方式のレイアウトを考え、いろいろ取り替えて楽しむことも考えていました。 部屋への出入り口ははね上げ式の可動橋とする予定です。 目の前に駅を持ってくるのが気ななっています。

 そこで、駅を奥に持って来たのが レイアウト No. 650 です。 でも部屋の扉があった部分の出っ張った壁が邪魔して、真っ直ぐには設置出来ませんでした。 また、目の前の一等地がヤードでは面白くない・・・・・。 そろそろ夏を過ぎたので、物置の整理から始めようとしましたが、金属製のふたつの棚を廃却するのは大変そうに思えてきた。 どこまで物が捨てられるか、台のしたに本当に収納できるのだろうかと。 そこで、棚が残っても良しとするため、下の壁を棚用のスペースとして残しておくことにした。 このため、また当初のL字プランに戻って考えたのが、 レイアウト No. 672 です。 

 実際に物置の荷物を整理し始めると、昭和生まれの人間には、「モッタイナイ」気質が抜け切れず、予定の半分も廃棄する事が出来ませんでした。 このため、2本のスチール棚や本箱(本当は食器棚)は処分出来ず、再利用する羽目になってしまいました。 ここで発想を転換し、5段のスティール棚は、3段目の棚板を外し、2段目の棚板の上をレイアウト用スペースとすることで、空間を確保し、さらに、レイアウトの上の空間も物置棚として活用することにしたのです。 棚の配置は、左と下の壁の置き、さらに棚の奥に、物置部屋の2枚の扉を押しこんで置けば元通りの状態に、容易に戻す事が出来るので、グッドアイディアであると自己自賛しています。

 このレイアウトが レイアウト No.686 です。 棚の2段目を利用する事にしたのですが、棚の幅は 450mm しかありません。 長さも 1500mm しか無いため、機関区とヤードの設置に四苦八苦しました。 レイアウト No.692 、 レイアウト No.711 、 レイアウト No.723  など、あれこれ考えて見ました。 ヤードや機関区を設置するので、本線からどうやって引上げ線を持ってくるのかも、悩みの種でした。

 最終的に、レイアウト No. 723 の形で製作することに決めました。  右(東)の端は、登山鉄道ユニットを設け、本線はトンネルとします。 登山鉄道は、途中にスイッチバックにより、田舎の風景を通って、ふもとの駅近くまで下りて来ます。 左中央部は都市ゾーンとし、路面電車を走行させます。 左(西)には、機関区を設け、さらに下(南)にはヤードを設け、その中間部は複雑な引上げ線を構成させました。 上りと下り(内回りと外回り)の本線から分岐させた引上げ線は、ループを描きながら高低差を下げ、本線の下を通って、駅の下に設けた留置線に頭を突っ込みます。 そして、バック運転によってヤードに入っていきます。 ヤードは本箱が邪魔して長くは取れませんでしたが、あきらめる事にしました。 一番奥(北)を通る本線は、その下の本線よりも 65mm 程高くして左上(北西)のゾーンは高架構造とします。 

 高低差は、エクセルで計算し、40パーミル以下に抑えるように設定しました。 また、ベースは、作りこみ作業やメンテナンスのために小分けにする予定である。 本線の走行は問題無いと思いますが、引上げ線が脱線等のトラブルが生じないかどうかが問題です。

 線路は手持ちの物や、解体したレイアウトの物を再利用します。 TOMIX のファイントラックとワイドレールを使用し、曲線部にはカントと付けます。 中央部のS字カーブ部分は、KATO のフレキシブルレールを再利用し、ゆったりとしたカーブに仕上げる予定です。 また、ヤード部は、レール間隔が狭く出来る KATO のユニトラックを再利用する事にしました。

 古いレイアウトの解体が完了しましたので、いよいよ作業開始です。

RTM東海 レイアウトの解体   レイアウト台の製作