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新レイアウト レイアウト台の製作 

 

 新レイアウトの製作は、まずレイアウト台の製作から始めました。 当分は木工工作です。

 

■ 台枠の製作

 最初に、30年以上前に使用していた押入れ用整理棚を再組付けしました。 丁度良い大きさで、高さの基準としました。 今使っている高さ 180cm の二つのスチール棚と同じメーカの物です。  そこで、3段目を外した二枚の棚板を使用し、このメーカーの足を追加購入すれば、同じ高さの台が出来あがるともくろんでいましたが、 そうはうまく行きませんでした。 既に寸法が変更されており、低い棚用の足は使用できませんでした。

 そこで、思案の末に木工工作とする事にしました。 高さを合わせて棚板を固定し、筋交いや三角板で補強しました。

 

 これらの台を設置した状態です。 物置にあった廃却出来なかった物品は台の下の棚にさっそく押しこみ、作業スペースを広げる事にしました。 さらに古アルバムなど、今すぐに必要としないものは段ボールに入れて台の “おもし” 代わりとしています。

 でも、まだまだ処狭しとガラクタが並んでいますが、おいおいと整理されていくと思うことにします。

 次に、レイアウト台枠の骨組みを製作しました。 180cm の角材を2本つなげると偶然に長手方法でピッタリと入りました。 これを2本通し、その上に補助材を並べ、木ねじを使用して固定しました。 壁に接触する部分はコルクのパットを当てて、壁を傷めないようにしています。

  

 

左のゾーンにも台枠を設置し、メインの角材と固定しています。

 

■ レイアウト台の製作

 台枠が完成したので、いよいよその上に乗せるレイアウト台の製作です。 まず、メインとなる中央ゾーンを作りました。 と言っても、先に解体したレイアウトの台を再利用しています。 レイアウトプランに合わせて切り取っていますが、あちこちに穴ぽこが明いていますので、穴を埋める作業を実施しています。 材料は解体したものから適当なものを活用していますので、アート絵の様な模様となってしまっています。

 中央部の大きな穴も埋めました。 このベースの裏側を見ると、補強や裏打ちの様子が分かると思います。 面倒な工作でしたが、それなりに楽しんでいました。

 次に右側のベースを製作しました。 壁の出ぱりが邪魔ですね。 一瞬、新調しているように綺麗ですが、裏側から見るとヤードに使っていた板である事が一目了然ですね。 寸法の足りないところは継ぎ足しています。

 一番右端は登山鉄道のゾーンですが、ここも古いベースを切りつめて再利用しています。

 左側のゾーンも古いベースを利用しています。 右側の写真は、セットした状態です。 あちこちに穴が開いていますが、そのうちに隠れてしまうので、気にしないことにしています。

 以上のベースが出来上がった状態で、ケガキ作業に入りました。

■ ケガキ作業

 レイアウト図を基に、寸法を計算し、セットしたベースに線引きを行いました。 まず、中心となるセンターラインを一直線に引き基準線としました。 それをもとに、左右の旋回路線の中心線をけがいて行きました。 旋回部分の寸法出しは、現物を当てて線引きする方法もありますが、組付けによる誤差が大きくなり、脱線現象の要因となるからです。 ごまかして組付ける場合は、組付けの許容誤差として必要ですが、出来るなら理想的な設定状態で組み付けるようにしたからです。 道具としては、大きな円を描くコンパスは、下の写真に示すように手作りの専用のものを使っています。 その他に、巻尺、金尺も使用し、簡易な墨つぼも一直線を出す時に使用しました。 昔使用したもので、墨はうまく付きませんが線の位置をなぞっていけば、基準線が出来上がります。

 

 

レイアウトプランの検討  道床製作と線路の設置