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棚の中のレイアウト(12) 背景画とレイアウト台裏側の配線作業

 棚の中のレイアウトとして、Nゲージ車両を気楽に走らせることが出来る固定レイアウトを構築しています。今回は、背景画の修正とレイアウト台の裏側の配線作業を実施しました。

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■ 背景画の修正

 まず、背景画を仕上げることにしました。

 背景画は棚の奥に設置しているため、手前からでは手が届かないのです。このため這いつくばって作業するので、レイアウト台の上にある造作物は一時撤去するする必要があります。注意して作業するとしても、たいがいはどこかの部品やストラクチャをひっかけて破損させる恐れがあるのです。苦い経験があるので、面倒ですが仕方がありません。

 

 そして、レイアウト台が移動できる状態にして、奥の方の雪景色にも手を入れることにしました。棚の右側のプレートは、下の写真のように取り外し可能なので、この位置からも手を伸ばすことが出来るのです。

 背景の雪山は、奥から左側面にかけて連続するように描きました。いくつかの風景画を参考にしましたが、だんだん手抜きのいい加減な絵となってしまったのですが、修正する程に悪化する気がしたので、早めに切り上げました。

 そして、奥の周回路について、雪が積もった路線になるように紙粘土を使って追加作業を実施しました。手前の緑の草原部分とのつなぎや、右側の周回路とのつなぎをどのようなグラデーションで仕上げるか?悩ましい作業ですが、ここは手が届く場所なので後からの作業とすることにしました。

 

■ レイアウト台の裏側の配線

 この配線作業は、レイアウト台を待ちあげて作業するので今がチャンスです。レイアウト台を取り外して作業するスペースがこの物置部屋には無いのです。このため、下左の写真のように斜めに持ち上げて配線作業を行いました。

 まず最初に、台の裏側に出ている給電線とポイント駆動線をまとめて固定しました。固定といっても金具やテープで簡単に固定するだけです。ここでも直線直角の綺麗に配線する手法でなくて、長さを気にしながらの最短距離手法を実践しています。

 照明用配線は、各ゾーンに個別に配線する必要があるのですが、駅舎周りのゾーンは、1ヶ所にまとめて配線しています。右上の写真のようにラグ板を使って集中端子としています。左中央部の太めの配線が入力側につながる配線で、他の5本が出力側です。駅舎とホーム、駅前街並みの2ヶ所、ヤード後方の2ヶ所へと配線しています。下左の写真。

 この他に、雪の街並みゾーンは離れた場所なので、下右の写真のように単独の配線としている。その隣の配線は、速度計への5volt配線です。

 

 配線端子は、ピンホルダを半田付けしており、各ゾーンのピンヘッダ端子とコネクトできるようにしています。そして、レイアウト台の表からでも接続作業が出来るようにしています。

 上の写真は、駅前の街並みゾーンへの接続コネクタであり、下左は駅舎とホーム用で、下右が雪の街並みゾーンです。

 照明用の配線盤は、「棚の中のレイアウト(6)ストラクチャを置いてみる」(2025/5/21)にて工作したものを使用していますが、棚の照明用回路は、単なるボリュームではなくて、ON/OFFスイッチ付きのボリュームに変更しました。

 照明用の4個のコネクタには、棚の照明用、雪の街並み用、駅前の街並み用、そして左端の洋館用です。

 

■ 照明回路の点灯チェック

 配線とコネクタの接続を実施し、外が暗くなるまで待って照明回路の点灯チェックを実施しました。配線工作は慣れた作業でしたが±に気を付けながら慎重に実施した結果、一発で点灯出来ました。

 レイアウトの夜景は、いつ見ても綺麗ですね。これが楽しみのひとつです。今までの苦労が報われます。

 棚の中の照明を変化させてみました。最大限に明るくした状態です。

 今度はスイッチを切って照明を切ってみました。

 室内灯を点灯した夜行列車を走らせてみるのが楽しみですね。

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 ホームなどの白色LEDについて、その色合いが見た目と写真ではかなり違いますね。写真はコンパクトのデジカメで撮影しているのですが、カメラの色処理なのか、ホワイトバランスの問題なのか、あるいはカメラの設定が違っているか・・・・・・・・、検証してみる必要があります。