HOME >> 鉄道模型レイアウト > 棚の中のレイアウト(6) ストラクチャを置いてみる
長年愛用してきた物置部屋の固定レイアウトを解体し、Nゲージ車両を気楽に走らせることが出来る固定レイアウトとして新たなレイアウトを構築しています。今回は、ストラクチャを置いてみました。
■ 全体のバランスをみる
線路配置とその高低差も設定したので、全体のバランスとを見ることにしました。手前部分は駅を設置することにしていますので島式のホームを置きます。
中央部の鉄橋が一つのポイントですが、左側のループ部分が閑散としていますので、ここに何かのストラクチャを置くことにします。
右のループ部は、棚の武骨な脚をなんとか誤魔化したいので、小高い丘の塊を置いてみました。解体時に残しておいた遺物です。右のループ部分をトンネル方式にすれば、もっと上手に誤魔化せたのではないか・・・・・・・・・との思いが頭をよぎります。
そして、右上の写真のように操作部を手前に作りました。複線レイアウトであるため。パワーユニットを2個用意しました。
■ ストラクチャを置いてみる
まず、左側のループ部は、残しておいた雪の街並みをやはり再利用することにしました。少しスペースをはみ出すので、左側の小学校を右側に移動させて収まるように修正した。
駅のホームは島式にしたものの、駅舎が無いと寂しいので無理やりKATOの駅舎を置いてみました。ホームとの間は跨線橋を設置します。するとヤード部分と干渉するので、さらに15°奥側に曲げてしまいました。SLの場合、曲線からポイントへ進入させると、脱線の危険性が生じるので心配なのですが・・・・・・・・・。
そして、線路には踏切を設けて、各スペースをつなげる通路とする事にします。
ヤードを奥に移動させたことで、目障りな脚を上手く隠せる希望が出てきました。
■ 電気系統の検討
次に、電気系統を検討しました。まず、給電関係ですが、線路への給電はドックボーンの中央部にあたる左手前のカーブ部分にて給電することにします。すると、複線の両側ともに、2か所でそれぞれ給電することが可能となったので、電圧降下の心配が緩和されます。給電のためのDCフィーダーは、ワイドレール用のフィーダーが3個あったので、それぞれ線路の裏側に装着し、残りの一か所は通常のフィーダーを使用しました。下左の写真。
ポイントは7ヶ所あるのですが、同時切り替え部が2ヶ所あるので、複数のコネクタ端子を有するコントロールボックスN-W(5532)を使用しています。上右の写真。
また、レイアウト奥部の直線部分には、手製の車速計測装置を設置していますので、その測定部の電源 DC5volt を配線しておく必要があります。
この装置は、「レイアウト設置用の速度計を作る」(2019/4/9)シリーズで工作したオリジナル装置である。PICマイコンを使用して、通過車両のスケールスピードを計測表示できます。また、線路の給電電圧の表示は、「ドクターカーを作ろう」(2016/12/8)で紹介している超小型2線式LEDデジタル電圧計を使用しているので、電源不要で電圧を表示できる優れモノである。
これらの配線はレイアウト台の裏側を通して操作部に取り込みます。まず、DCフィーダー線の配線ですが、給電ポイントが2ヶ所あるため、分岐させる必要があります。TOMIXからは分岐コード(品番:5812)がありますが、長すぎるので自分で工作しました。ストラクチャの照明用DC12volt、速度計用電源のDC5voltのコネクタも必要ですので、「棚の中のレイアウト(3) やり直し」(2025/5/14)で使用していたパネルを改良しました。
5voltと12voltはACアダプタから供給します。そして、パネルの裏側にてコネクタを使って分岐させます。照明用は複数のゾーンが想定されるので4個並列が設けてあり、その一つは棚の中の照明用なのでボリュームを介して接続しています。
また、DCフィーダー用分岐回路は2回路必要なので、フィーダー線の端を切り取ってコネクタに接続してます。
ACアダプタや、パワーユニットの電源ユニットは、上左の写真のように段ボール箱にほり込んでひとまとめにしています。勿論、スイッチ付きテーブルタップを使っています。
その後、思わぬ不具合に遭遇しました。それは、上右の写真に示すように、操作部の出っ張りが危険なのです。工作は立って実施していたので気が付かなかったですが、何かの工作の時に椅子に座ってみると、後頭部が ”ゴッツンコ” してしまうのです。これはやばいです!
この操作部は横長ではなくて、左端に縦長に設置する必要があったのでしたが、改良工作は後日実施することにしました。
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次回は、実際に車両を走らせてみるとにしました。