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直流電気機関車:   EH10 9

 主要諸元

連結面間距離
  mm
車体重量
103.5 gr
台車中心間距離
前車の動輪荷重
30.5/21.3 gr
 
後車の動輪荷重
21.3/30.5 gr


 

実車プロフィール

 EH10形は,東海道本線の全線電化が進められていた1950年代前半,1200tの貨物列車で最大の難所である関ヶ原を安定して越えられるようにするため誕生したマンモス電機です。主電動機を8個使用としたことで、「EH」の形式称号に象徴されるように8動軸式の大型機関車となり、車体は永久連結器で結合された2つの箱型の車体に分割されている。東海道本線のほか、後に山陽本線(岡山以東)、宇野線でも活躍したが、老朽化と他線への転用が難しかったことに伴い1982年(昭和57年)までに全車が廃車された。

 9号機は1995年に製造された。その後、従来から使用されていたPS15形パンタグラフからPS22形に変更された。

模型プロフィール

メーカー : MICRO ACE
商品名 : 国鉄EH 10-9 量産機 PS22
品番: A0826
車両番号: EH10 9
スケール : Nゲージ、1/150
発売日 : 2005年1月発売
入手日 : 2011年2月 中古品入手
定価 : \9,975.-


● ヘッドライト 点灯

● 2モータ式の連結車。 連結部は専用カプラーを使用し、容易に脱着することが出来る。 1エンド側と2エンド側の車両は、エンド表示以外は構造も含めて、全く同一のようである。
● 連結部の振れ角が不足するため、ミニレイアウトの走行は不可能。
● 当初の予定通り、連結をはずし、2エンド側車両の動力ユニットを使用してS系のカシ釜を作る。

  ⇒ S系のカシ釜を作る

動力特性

 入手した状態では、2エンド側車両(後車)の抵抗が大きく、連結状態での走行は不調であった。 原因調査と分解修理により正常な運転状態となった。 その正常状態のデータをここに記載する。 なお、不調の原因と対策については、下記のページを参照下さい。

    ⇒ 2モータ式EH10 の不調原因をさぐる

   

速度特性:

  動力車の速度特性として、速度・電圧特性と電流・電圧特性を右に示す。
 スケール速度80Km/hは、電圧でみると、4.0volt近辺である。 速度係数は、約 25Km/h/Volt と標準的である。 電圧の立ち上がりが低く、低速走行でもスムーズである。

 電流値は、2台のモータを使用しているため、車両としては高目となってしまっている。

牽引力特性:

 動力車の牽引力特性として、電圧 4.0 volt での牽引力・車速特性と、牽引力・電圧特性を右に示す。 

 高負荷状態でも、制動状態でも安定して走りを見せている。 スリップ領域での牽引力は、さすがに大きく、およそ35グラム前後と推定する。