東海道新幹線 300系 一次形動力車 325-700号機 

実車プロフィール

 

模型プロフィール

● メーカー: TOMIX
● 品名: 325-700
● 品番: ----
● 発売年 : 2003年9月発売
● 購入日 : 2007年9月新品購入

諸元と分解調査

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 この車両は、東海道新幹線 300系 一次形 の中の動力車である。

 

■ 分解調査

 車両を取り外した状態を右に示す。

 

 

 

 そして、車体を取り外した動力部の状態をから観察しよう。 下の写真。 

 台車の横の部分をこじって台車を外します。 すると、その奥にはウォームと左右の集電シューが見えて来ます。 下左の写真。 ウォーム軸回りの構成は、E2系の動力車 E226-300号機の構造と全く同じです。 と言うことは、この台車もギクシャク運転している原因が同じであることが推察されます。 次に、側面の爪をはずしながら床下カバーを外します。

 同様に座席シートも外すと、絶縁ゴムシートに覆われたシャシーが現れます。 これらを分解してモータなどを取り外します。

 座席シートの表側(下左の写真)と裏側(下右の写真)の状態です。 集電シューの接触部が汚れている場合は、ここでクリーニングしておきます。

 フレームはダイキャストの一体成型品です。

 床下カバーの表と裏を下に示します。

 次にモータを見てみましょう。 これも、E2系の動力車 E226-300号機と同じです。

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 次に台車を見てみましょう。 このモデルには、まだ通電カプラーのための細工はしてありません。

 注目していたウォーム軸の保持機構を観察しましょう。 走行性能にNGを出した、E2系の動力車 E226-300号機の構造全く同じです。

 また、連結部の幌の機構は簡単構造でした。 小さなバネがそれぞれ入っていましたが、片方のバネはありませんでした。 どこかで紛失したものと思われます。

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■ 構造上の疑問点の解消

 E2系の動力車 E226-300号機にて抱いた疑問点について、この車両も同じでした。 そこで、ウォーム軸のスラストガタを詰めるみることにしました。 その方法は、モータ軸のカプラー受けの位置を、マイナスドライバーでこじって移動させました。 すこし硬かったのですが、ダメ元で実施しました。 目視で3ミリ程度あったスラストガタをコンマ数ミリの僅かなガタまで詰め、モータの回転に影響ない事を確かめてから、レイアウトにて走行テストを実施しました。

 結果は成功です! 今までのギクシャクガリガリ走行が、音は小さくなり、走りはスムースになりました。 この走行はOKレベルと判断しました。 やはりウォーム軸の支持方法が原因であると判断し、E226-300号機でも確かめてみることにしました。

 

動力特性

 未調査