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鉄道模型工作室  マイコン式の運転操作台を作ろう テスト走行

 マイコンを使った運転操作台を作ってみようと思い立ち、さっそく手を動かしました。 ブレッドボードを使ってテスト走行を実施し、周波数を 20KHz にアップした状態と常灯レベルの調整について確認しました。 

 

■ PWMキャリヤ周波数を20KHzにする

 耳障りな音を阻止するため、PWMのキャリア周波数を 20Kh/z に設定しました。 その方法は、「Arduino Uno のPWMキャリア周波数を20kHzにする」(2020/4/4)にて紹介しています。 今回は、D10ポートだけを指定するので

TCCR1A = 0b01100011;
TCCR1B = 0b00011010;
OCR1A = 99;

の3行を追加するだけです。 この指定の内容は、

として指定する事によって、D10ポートのPWMキャリア周波数を 20Kh/z に設定する事ができます。 トップ値を指定するので、このチャネルを使用するD9ポートが使用できなくなります。 また、デューティ値の指定は analogWritr( ) の命令が使用出来ます。

 

■ 常灯レベルの調整

 室内灯を装着している車両を使って点灯状態を調整してみましたがうまくいきませんでした。 ボリュームを最小にしても消えません。 どうやら車速からデューティ値を求める式のY切片の値が大きすぎる様でした。 そこで思い切ってY切片の値をゼロにすると、常灯レベルのON/OFF状態を調整出来るようになりました。 もともとデューティ値の換算式は、いい加減な式(チョット言い過ぎかな!)なのでこれくらいの修正は許容範囲と考えています。

 これらの調整した状態のスケッチを紹介します ⇒ Micon-Untendai-27.html

記述内容についてはスケッチの中身をご覧ください。

 

■ 作動状態の動画

 卓上の簡単なレイアウトにて、いろいろな車両を走らせてみました。 PWMのキャリア周波数を 20Kh/z に設定していますので、耳障りな音が消えているのを確認して下さい。

 

 このテスト結果よりブレッドボードでのテストは合格とします。 そこで、いよいよ本格的な工作に取り掛かることにしましょう。 まずは、ダイヤルのコード化基板の工作とパネルの配置などを決めなくてはなりませんね。

 

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 2021/4/20 作成