HOME >> 鉄道模型工作室 > 新しいモニタ画面を作る その4
Processing を使った運転台コントローラを作るため、まず操作するモニタ画面から手を付け、取り込んだデータをもとに走行させる鉄道模型の車速を計算し、さらに、給電制御用のPWMデューティ値の計算ロジックを組込んだ。 今回は最後の仕上げとして時計の表示とクラクションなどのサウンド効果を追加した。
■ 時計の表示とサウンドボタンの追加
新しいモニタ画面の製作の最後の仕上げとして、時計の表示とサウンドボタンを追加し、あちこちから集めたサウンドデータを使って効果音を鳴らすように設定した。 時計の表示は、サンプルプログラムを活用させて頂き、針の長さと太さ、および表示位置を調整して設定した。
サウンドボタンは、手に入ったサウンドデータに合せて設定している。 修正したモニタ画面を下に示す。
卓上レイアウトでも修正した機能を確認したが、中古パソコンのスピーカにはガッカリであった。 低音の太い音色であるSLの汽笛が全然駄目なのである。 低音部が満足に再生出来ず、いまのは何の音なの?????・・・・・と疑問符が付く音しか出なかったのである。
尚、進行方向変換時のピクリ動作については、原因不明で未解決のままです。 諦めました。
完成したプログラム類を下に紹介します。
ファイル一式 ⇒ test_58.zip
■ 見えて来た課題
新たに Processing と言うソフトに取り組んでパソコン画面に表示させるモニタ画面と、それを使ってArduino を介して鉄道模型を運転させるシステムを完成させるこtが出来た。 しかし、新たな課題も残したままです。 一番の不満は、上に写真に示すように装置一式がゴチャゴチャしていることである。
Arduino 回りの機器類はコントロール箱に収めたり、ユニバーサル基板を使ってスッキリさせることができます。 また、電源のコンセントに関しては、給電用の12volt とArduino 用の給電は統合可能であるが、パソコン用は統合できません。 これは仕方がねいですね。
一番の問題は、パソコンとArduino を結ぶケーブルなのです。 さらにモニタを操作するマウスも面倒なのである。
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解決策として、タッチパネル式パソコンを使用して無線にて通信させる方法がすっきるするのですが、どうすれば実現できるのであろうか?
今回、 Processing ソフトの使い方を理解したので何とか生かしたいものである。 そこで、上記の(3)の方法は、手持ちの中古パソコンは調子が悪いので、ここで思い切って万札の投資を実施するのも有りの選択なのであるが・・・・・・・・・・。
とは言っても、まずは(2)を使って実証実験を行ってからの話である。 本当にシリアル通信が出来るのか、 Processing ソフトと連携が出来るのかよくわからにのが実情です。 この分野は素人なので、ドン・キホーテのような心境ですが、秋月さんへの¥650.- の投資は興味あります。
上記(1)の方法は、わが中古のノートパソコンには Bluetooth の機能が無いのです。 USBポートを使って Bluetooth 通信をさせるアダプタがあるようですが、対応する機器とマッチングするのか不安です。 素人には手を出さなないのが安全の様です。 また、Wi-Fi 通信を使用する方法では、シリアル通信が出来るのだろうか? TCP/IP通信であれば、Processing からの出力方法や、受け手側ではどの様な処理になるのか? 疑問だらけです。
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卓上レイアウト用として作成した制御ボックの「卓上レイアウトで楽しもう その26−1 周回パターン」(2020/11/12)や 「マイコン式の運転操作台を作ろう 運転を楽しむ」(2021/5/13)のスッキリとしたシステムの方に軍配が上がるようです。 当初のねらいからずいぶん脇道にそれてしまったようでした。
しかし、今回は Processing と言うソフトを知った事は大きな収穫であったと考えています。 そして、無線通信方法への無理な挑戦は諦めることにして、今回のプロジェクトは完了としましょう。
2021/9/29 作成