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登山鉄道 新自動運転システム 電子回路の製作

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■ はじめに

 回路構成も決まったのでいよいよ電子回路の工作を始めた。 メインボードは新しく作り、パワーボードは修正工作にて対応した。

 

■ メインボードの工作

 回路図に従い、メインボードを工作した。 右の写真。 ユニバーサルボードなど、使用できる部品は分解品を再利用している。 ピンソケットを寝かしているのは配線の高さを抑えるためであるが、この選択は良くなかったようである。

 ボードの裏側は、いもハンダのオンパレードであったので写真撮影は省略してしまった。 再利用品のボードは、ランド部分が取れている部分が多くあり、どうしてもいもハンダになってしまったのだ(と言う言い訳です)。

 このボードを取り付ける台とパネルもベニヤ板で工作した。 パネルには、可変ボリュームやスイッチ類を取り付け、さらにLEDが見える様に穴を開けている。 この穴は、工作したボードに取り付けたLEDの位置に合わせているので、ここからLEDの点灯具合が分かるのである。 また、パワーユニットに供給する12ボルト電源のDCジャックもここに取り付け、パネルのスイッチにて ON/OFF させるのだ。

 これらの部品を下に示す。 左の写真が部品の表側で、右の写真が裏側である。 そして、パネルと台は接着して一体化するつもりである。

 工作時の回路図を下に示す。 拡大図はこちらです。

■ 他のボードの工作

 ポイントコントロールや、給電用パワトラの回路を構成するパワーボードは、4回路あるポイントコントロール回路の一つを取外し、そこに線路に供給する電力コントロールのためのフィーダダー制御回路を取り付けた。 モータードライバICの TA7291P とソケット類をつかしただけなのだ。

 さらに、手動と自動運転の切替のためのボードも工作した。 このボードは単に8個のピン穴のあるピンホルダーを2個並べただけのボードである。

 これらのボードと新しく購入したArduino UNO をレイアウトの設置予定場所に置いてみた。 下の写真。 なんとかこの場所に収まりそうである。

 そこで、上の写真では別体であったパネル部分を接着して、配線作業に取り掛かることにした。

 

■ 各エンド部の追加工作

  このレイアウトでは線路が行止まりになっている部分が4ヶ所ある。 そして、そこでは運行パターンの始点と終点となっている。 このため、そこでのセンサ類の信号がこの制御の重要なファクタである。 線路のエンドに激突しないように減速させるため、入線を知らせる通過センサ、また、線路エンドに到着した到着センサを設置している。 街中駅では、「登山鐡道 新自動運転システム 制御回路の検討」で報告したように工作と作動を検証済みである。 同様の工作を他のエンドでも実施した。

 まず、登山口駅であるが、通過センサと到着センサは既に「登山鉄道のポイントを交換する」にて工作済みであるので、センサ用照明LEDの取り付けと信号線などの配線作業を追加した。 そして、線路周りも手を加えたが、駅舎やホームはまだ未完成の状態である。

 頂上駅でも同様にLEDの追加と配線作業を実施し、レールエンドのカバーも作った。

 スイッチバック部も同様に工作した。 そして、これらの配線は制御部に集められている。 この登山鉄道ユニットは、改造に次ぐ改造によって、底が2重底になってしまっているので、その隙間を利用して配線を通しているのである。

 なお、上記の写真類をよく見ると、不思議な点が散見されるが気が付かれただろうか? 工作途中の写真撮影を忘れていたので、後追いで撮影した写真が多くあるのである。 従って、工作の進行状態が前後しているのである・・・・・・・・・・。 例えば、断線防止のレールガードの設置の有無など。

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 2018/3/108 作成  M.T.