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遥友鉄道 また作り直し

 

  600×900mm のミニレイアウトで楽しんでいます。 今回も、またまた大改造してしまいました。 その内容を紹介しましょう。

 

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■ またまた大改造となった昭和の鉄道模型

 今まで楽しんできた昭和の鉄道模型 「 遥友鉄道」も、手前に高架線が通っているのがどうも気になってきました。 ガータ橋に変更してみたものの、奥の街が良く見えません。 そこで、思い切ってレイアウト全面改造を実施することにしました。

 新しいレイアウトの設計方針は、

  1. 全体をひな壇の様にして街を高台に設ける。
  2. Bトレなど急勾配の登坂は厳しいので、坂は40パーミル以下とする。 このため、 高架での交差はやめて、同時には一列車しか走行させないのでクロス線路を使用する。
  3. 8字形のリバース線は未練があるので残すことにする。
  4. 可能か限り、半径140mmの曲線は避け、177mmの曲線を使う。(より多くの車両を走行可能にする)
  5. 半径140mmの曲線部はスラック付き線路とし、入口出口には、177mmの曲線を使う。
  6. ミニポイントは、通常の周回走行時は直線側を走行するようにする。 また、その入り口には少しでも直線路を挿入する。 (脱線防止) 
  7. 通常でも分岐が必要な駅のポイントは、ミニポイントを避ける。

■ レイアウトの工作

 今までの工作物は全て撤去しました。 勿論再利用出来るものはチャンと保管しており、リサイクルするつもりです。  以前のレイアウトの跡が出てきて懐かしいきがします。 考古学で遺跡を発掘している気分です。

 

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 一部は紙粘土で地面作りをしていましたが、この部分はきれいに剥がす事が出来ました。  この方法を踏襲しようと思います。

 立体でのクロスが無いので、線路の道床は一枚の板で作ることが出来ます。 上の写真のように、ベニヤ板(厚さ2.5mm )に線路をけがき、この板から切り出す事にしました。

 左の写真の様に、切り出した道床を所定の高さに調整しながらボードに固定していきました。 ボルトとナット、木ねじ、両面テープ等を使用し、すでに次の分解時の事を考えています。 

中央の高台は、建物を配置した別のベニヤ板をはめ込み、その板の裏側から照明などの工作が出来るようにしています。

 段差が出来、隙間が見える部分は、発砲スチロールやL字型プラスチックをあてがいながら、軽い紙粘土で埋めていくことにしています。 線路はベニヤ板に釘で止めています。 これが一番確実と考えており、 線路がベニヤ板に直接固定されているため、走行音がベニヤに響くことも覚悟の上です。

 次に、その各部の状態について、拡大して紹介しましょう。

 

 

 

 

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 この状態で、走行テストを実施し、不具合部分を修正していきます。

 軽い紙粘土で、地面を覆った状態が右の写真です。 この作業は鼻歌まじりの慣れた手つきで作業し、楽しいひと時であった。 高台には、取り外し可能な二つの円盤を使用し、リサイクルした建物なども配置しました。 

 街の配置は今までのものをほぼそのまま使用し、右の高台は古い街並みを、左の高台は少しハイカラな街並みを踏襲しています。 左の奥が寂しかったので、トンネルにしようかとも思いましたが、川を作りかったので橋を掛けることにしました。 このため、左の高台はかなりかさ上げをしました。

  一番苦労したのは、道の配置である。 段差のある線路が3重にもとぐろを巻いたレイアウトでは、どこに道を配置しようか悩みました。 何度か修正しながら、それらしき配置に収まったようです。 

 真っ白な地面で、雪景色のようです。 このまま、冬景色のレイアウトにしようかとも迷いましたが、 緑にあこがれて緑のターフを振り撒きました。 夏冬リバーシブルなレイアウトが可能となれば良いのですが。 建物は夏用と冬用を用意して取り換えればよいのですが、地面の処理をどうするかですね。

 各アングルかた撮影したものを紹介します。

 

 

 

 駅舎をどこに配置し、ホームとどうつなぐかも悩んだ問題の一つです。 まず線路ありきからレイアウトを作ってきたシワ寄せが来ています。 跨線橋を設置するのも不釣り合いだしスペースも無い。 対抗式ホームは適切なポイントが無かったため出来なかった。 そこで強引に地下道でホームに出ることにした。

 勿論、照明も忘れずに配置していますし、自動運転のためのセンサーも設置しております。 そして、暇を見つけては、少しずつでも手を入れている状況です。

 

■ 完成したレイアウト

 ほぼ仕上がった状態が下の写真である。

 

 

 

■ 走行風景

 早速、いろいろな列車を走らせてみた。 コンテナ列車もよし、ズーと伸びた直線路もよし、チビロコもよし、Bトレ客車やコキを引く12m級電気機関車もよし。

 

 

 

 3段のひな壇には、列車や機関車を並べて撮影会とする事も出来る。

 

 

話題の「D51 498」もここで撮影しました。 さすがに、140mmの曲線路は走行出来ませんでした。