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KATO路面電車 マイトラムClassic REDの電飾 その1

 最近入手したKATO製の路面電車シリーズの中の「マイトラムClassic RED」について、新しく考察した室内灯を試しに工作した。

 

■ マイトラムClassic RED B unit への室内灯工作

 工作対象とした車両は、KATO製の路面電車シリーズの中の「マイトラムClassic RED」である。 室内灯の工作は、まず最初にトレラー車から実施した。

 装着する室内灯は、「新しいテープ式室内灯を作る FCOBテープライトの特性調査」(2024/2/18)から実施し、「新しいテープ式室内灯 集電瞬断に対するコンデンサの効果」(2024/4/24)にて一応終了した調査シリーズで得られた知見をもとにして工作した。この車両は小型の車両であるため、大きなコンデンサを取り付けるスペースが無い。そこでチップコンデンサを使用することにした。さらにテープLEDの明るさを調整する電流制限部品としては、チラツキに有利である定電流ダイオードCRDを採用することにして、手持ちの部品を整理した。

 まず、取り替えた古い工作のユニットを分解して使用されていたCRDを取出し、安定化電源とテスター使って電流値を測定した。電圧はDC 10volt でじっしした。 そして、新品の部品も測定対象として、5〜6mA、11〜12mA、13〜14mA、15〜16mA、18mAと分類し小袋に入れて保管することにした。下左の写真。おなじ品番でもロットによって異なるので、大体の目安として分別しているのだ。

 装着対処の車両を分解する。右上の写真。テープLEDはBTF-LIGHTING 社製のFCOB テープライト、2M 320LEDs/m 5V 320LEDs/m 5V 6W/m  電球色 3000K  テープ幅 8mm 未防水のもので、車両に合わせて5ユニットの長さに切り出している。両端は車両に合わせて斜めに切ってあり、車両長さいっぱいにはめ込むことが出来た。

 他の構成部品は取り付け部の隙間が2.0mm しかないので、薄い部品を選択する。ブリッジダイオードは、ショットキーバリアダイオード 60V2A TS260S の表面実装用を使い、CRDはLEDの長さを考慮して11〜12mAの袋の中古品を選択した。コンデンサは、22μF品を5個並列にて使用することにした。

 これらの部品をΦ0.29mm の裸銅線を使って配線した。その時の点灯テスト状態を上に示す。  これらのユニットを下の写真のように天井裏の隙間に配置した。

 この天井部品を車体を取り付けると、部品が干渉して天井が浮いてしまうので、あちこちを少し削ってみたが、駄目であった。なお、配線は車体の天井部分にΦ0.7mmの穴を4ヶ所開けて銅線を通しています。

 

■ 部品の配置を修正する

 どうしても天井部品がピタリと閉まらないので、部品の配置を変更しました。天井備品と車体都の隙間が2.0mm しかないので部品が干渉しているようです。部品単体ではよかったのですが、半田付け部分のなどの出っ張りが邪魔しているようでした。そこでブリッジとコンデンサの位置を変え、干渉している部分を削りました。犠牲になったのは、丸い大きな出っ張り部分を綺麗に数りました。 そして下の写真のように配置し、マスキングテープをつかって固定した。

 今度は、天井部品と車体とを隙間なく合わせる事ができたので、中央部のビスをつかって固定した。その後、室内の天井にテープLEDを貼り付けて4本の銅線をそれぞれの部分に半田付けしました。・・・・・・・もう分解できないのだが・・・・・・・。

 供給側の導線は、車体の粗面裏側に薄い銅板を貼り付け、ここに半田付けした。上右の写真。

 シャシー側の配線は、側面に同じように薄い銅板を貼り、集電子の側面と銅線を使って配線した。下左の写真。車体とシャシーの関係を下右の写真に示す。

 トレーラ車であっても部品の共通化(?)のためなのか、シャシーの背中は真っ黒で大きな図体をしている。このてま、室内灯の明るさを引き立てるために、白いマスティングテープを貼っている。その後、シャシーの上に車体をかぶせて組付けし、点灯テストを実施した。

 テープLEDは室内を均一に光らしている。しかし、写真では分かり難いが、白一色の車内は少し変である。周りを少し暗くした右の写真のように運転席はいい感じなので、お客さんが乗っているような絵でも貼っておこうかなと考えている。立ちんぼの人もいる満員電車の感じが出ないだろうか、思案のしどころである。

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 これに気を良くして、動力車の A unit も工作する事にしよう。

 

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2024/5/13