HOME >> 鉄道模型工作室 >  鉄コレ名古屋鉄道 3700系電車の電飾を工作  その3

鉄道模型工作室  鉄コレ名古屋鉄道 3700系電車の電飾を工作 その3

 先回、鉄コレ電車の電飾工作を実施しましたが、出来栄えは兎も角としてその工作を楽しみました。 これに気を良くして、今まで手を加えていなかった他の鉄コレ電車にも、同様な工作を実施することにしました。 今回は、名古屋鉄道 3700系電車の4両編成の2セットに電飾を工作を施しました。

 工作は、第1セットを工作した後の走行テスト結果により、不具合点の対策を検討して第2セットを工作しました。 ここでは、工作内容の改良内容の流れを重視して、内容毎に報告することにしましょう。 今回は尾灯と室内灯の工作を報告いたします。

 

  .

■ 尾灯の工作

 尾灯の加工は、先回の「鉄コレ電車の電飾を工作する その4」(2022/4/29)と同じ工作方法です。 下左は第1編成の1号機で、右は第2編成の3号機ですが、室内の遮光用ペイントを2号機からエナメル塗料に変更しています。 また、第2編成用車両の前照灯は工作方法を変更しているので、テープLEDがよりてんじょうに近くなっているのですが、写真ではよく分かりませんね・・・・・・。

 尾灯設置によって車体の裏側の厚みが増したので、シャシー側が干渉します。 そこで下左の写真のように先端部分を少し削り取っています。

 尾灯工作は問題なく実施できたのですが、最後の4台目でトラブルが発生しました。 左側の尾灯が点灯しないのです。 光ファイバーを取り外して奥を見ると、かすかに光っているのが確認できました。 半田不良か? チップLEDの取り付け不良か? ユニットを少しずつ分解していって原因を調べた結果、LEDは充分に点灯していたので原因は光ファイバーにあると判断しました。 パテのはみ出しもあり、光軸のズレもありました。

 そこで、光ファイバーのサイズを、φ0.75mm からφ1.0mm に太くし、パテのはみ出しの無いように注意して追加工作を実施しました。 その時点灯状態を上右に示します。ファイバーの途中の光り状態は違っていますが、最終的には短く切り取ってしまうので問題ありません。 先端の光り具合が重要です。 見た目でも差が無いようでしたので合格としました。

 前照灯と尾灯の配線をまとめて、室内灯ユニットからの配線とをまとめて、下の写真のように天井裏にMTテープを使って固定しました。

 尾灯ユニットの固定と遮光のためにパテを塗って完成です。 はみ出したパテは乾いてから削り取ります。

 

  .

■ 室内灯の工作

 室内灯の工作も、「鉄コレ電車の電飾を工作する その3」(2022/4/27)や「鉄コレ電車の電飾を工作する その4」(2022/4/29)と同じ工作方法です。

 コンデンサが、なるべく天井に張り付く様にと天井に穴を開けてみましたが、あまり効果がありませんでしたので、1台だけ工作したのみです。 他の3台は配線を通す穴だけをあけました。

 上左は1号機の先頭部分です。 また、右の写真は中間車両の先頭部分でテープLEDの端を切り取っていますので、3連×2灯のLEDが何とか収まっています。

 

■ トレラー車両の点灯チェック

 動力車を除いた トレラー車両をレイアウトに設置して、室内灯、前照灯、尾灯の点灯チェックを実施しました。

  .

 電球色の室内灯は綺麗に点灯し、前照灯も尾灯も問題ありませんでした。

 しかし、欲を言えば、奥の左側の車両が工作1号機ですが、その前照灯の周りが車体を通して透けているのが分かります。 車体周りの遮光が充分でなかったことが分かりますが、その手前の3号機では問題ない事が分かります。 再工作も出来ないので、このままとしました。

 停車中の点灯は期待していないので、走行中の点灯状態を判断基準にしていますから、遠くから見て点灯していればよいことにしています。

 

   *********************************************

 次回は動力車の工作と走行中の動画を報告しましょう。

 

ページトップへ戻る .


 2022/5/16 作成