HOME >> 鉄道模型レイアウト > 物置部屋のレイアウト 機関区とヤードを改造する

物置部屋のレイアウト   機関区とヤードを改造する 

  .

 昨年暮れから取り組んできた「卓上レイアウトで楽しもう」シリーズについて、ネタ切れと気分転換のために、右の様にしばらく休止状態にしている。 勿論、アイデァが湧くと、いつでも再開できる状態である。 必要なレールや部品類は、それぞれの保管場所に戻し、保管場所の決まっていない操作盤は中身はそのままの状態で写真のように於いている。 手提げ袋の中はノートパソコンの一式が入っている。 何時でもリスタートは可能なのだ。

 しかし、鉄道模型を休止した訳ではありません。 以前より保留していた物置部屋のレイアウトの機関区とヤードを改造することにした。 目的は、ヤードの操作性を向上させようとするのである。

 

■ 物置部屋のレイアウトの機関区とヤード

 現在の状態は、冬のゾーンの手前の棚にKATO製のパワーパックとポイントスイッチを並べて操作している。 また、秋のゾーンに設置した機関区部分には、ターンテーブルと扇形機関区の建物を配置し、レイアウトの手前にはKATO製の機関区建物類を配置してある。

 ここで、改善したい項目は、

  1. 使い易いヤードの操作盤は欲しい!
  2. 建物がレイアウトの手前にあるので、窓の開閉時に出っ張ったお腹で壊してしまうトラブルを解消したい。
  3. 扇形機関庫は、見栄えや良いものの殆ど活用していないので、お蔵入りにしても良いので少しスッキリとさせたい。

である。

 

■ 機関区の改造案の検討

 項目(1)を実現するためには、まず設置場所を確保する必要がある。 場所は、一番奥の部分しかないので、そこにある建物類は移動してもらう必要がある。 そして、機関区に通じる線路も移動させて、操作盤用のスペースを確保することにした。

 このためには、機関庫の大改造が必要となったのである。 まず、扇形機関庫はお蔵入りとし、ターンテーブルもと考えたが、これだけは生かすことを考えた。 部品類を一度取り去り、新たな配置を検討した。 下左の写真が第1案で、下右の写真が第2案である。

 建物の配置などより、第2案を採用することにした。 ターンテーブルの採用ありきの案であり、理にかなった配置では無いが、こだわらないことにして作業を進めた。 レールとポイントの配置も次の様に決めた。

 ヤードの一番手前の線路は撤去している。 機関区からの引き上げ線を廃止したのである。

 

■ 工作の実施

 まず、機関区のプレートの作り直しから工作を始めた。

 ターンテーブルのための新しい穴を開け、その切れ端で今までターンテーブルを配置していた大きな穴を塞いだ。 ヤードプレートとのつなぎも合せて、切り貼り細工となってしまった機関区のプレートを仕上げた。 下の写真。 左の写真が表側で、右の写真が裏側である。

 

 次にヤードの操作部に手を加えた。 今まで左側にあった操作部の支持棚を取外し、新たに正面のベースに固定する工作を実施する。 そして、パワーパックとスイッチ類を置いてみた。 下左の写真。 

 ここに新たに操作盤を工作して設置するつもりであるが、それまでは今まで通りの機器を使用して操作することにする。 冬のゾーンのヤード裏側の配線を修正して操作盤の前から取り出すようにした。 また、春のゾーンのヤード側にあるポイント配線と合流して、ポイントスイッチに接続するための分岐コネクターを下右の写真のように一ヶ所にまとめ、ここからポイントスイッチに接続するようにする。

 春のゾーンのヤード側にあるポイント配線類は長さが不足していたため、いつものように配線を切断して、追加した配線を再びハンダ付けを実施する延長工作を実施している。 これによって、配線は操作盤に集中させることが出来た。

 その後、工事した地面部分を修復して見栄えを整えた。 新しい操作盤の設置予定場所の状態を下に示す。

 操作のためのスイッチの選択は、今までの様にイラストを描いた紙を頼りに操作する状態である。

 

■ テスト走行の実施

 操作盤関係の工作をメインに進めたので、機関区の工事は未完成である。 建物は単に置いているだけであり、地面工作や照明工作は未実施のままである。 まず、ヤード関係の機能が正常であるかどうかの確認のために、テスト列車を走らせてみることにした。

 久々のライアウト走行であったので、あちこちでトラブルが発生していた。 線路の汚れ、車輪の汚れ、カプラーの不良、配線の接触不良、ポイントの作動不良など、その都度メンテ作業を実施してやっと充分に走行できるようになった。 そして、ポイント操作に問題無いことを確認した。

 

■ 操作盤の構想

 そして、操作盤をどの様に作ろうかと検討した。 まず、ヤードと機関区の線路配置を見ておこう。

 このヤードの線路配置は、当初は「物置部屋のレイアウト ヤードの造作」(2017/10/28)のように単純な構成であった。 しかし、「物置部屋のレイアウト ヤードのポイントを交換する」(2017/11/23)にて、ポイントをTOMIX 製からKATO 製に取り換える大工事を実施した。 この時、KATO 製のポイントには、ダブルスリップポイントが無いため、この限られたスペースの制約によって、現在のような構成としている。 留置線1と2は右回り専用となり、留置線4と5は左回り専用線となっている。 わずかに留置線3だけはどちらの用途にも使用できる。

 そして、今回の修正工事にによって機関車引上げ線も廃止したので、留置線5と共用するため、途中にギャップを設けて分断した。 留置線5の給電は、「物置部屋のレイアウト 改善後のテスト走行」(2019/4/25)にて工作した新たな短い留置線への手動ポイントを使って実施することにした。 ポイント駆動のための新な配線工事がめんどうだったから・・・・・・・・。

 ターンテーブル関係は、留置線は減ってしまったが、いままで通りの制御としている。

**********************************************************************************************

 さて、この線路配置に対して、どの様な制御をどの様な回路で制御すると良いのか、ネットの情報を集めながら検討することにしよう。