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物置部屋のレイアウト 第3期工事 その3

■ 東ゾーンの手入れ

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 物置部屋レイアウトの第3期工事の主目的のひとつである「背景画」の作業を再開しました。

 今回は東のゾーンにて背景画と建物照明の設置を実施することにしました。

 中央部分で少し飛出している壁の右側、即ち東側のゾーンには、田園と里山の風景を模した「田園ブロック」と、山岳風景を模した「山岳ブロック」から構成しています。 これらのブロックを上から撮影した写真を右に示す。 撮影は今回の作業を実施後に撮影しています。

 まず、田園ブロックには、壁側に設置した大きな円弧で曲がる雄大なS字カーブが特徴であり、真中には、「サツキとメイの家」とトトロの森を作りました。 また、中央部には駅ビルの2階から発着する登山電車の線路も設置してあります。

 田園ブロックの右側には山岳ブロックが隣接しており、ミニレールで構成した登山電車が設置されています。 下の写真は、数枚の写真を合成&修正して作成しており、特に中間部の田園ブロック部分は、左右の幅を圧縮して表示しています。

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 この山岳ブロックは、上下2段の構成になっており、上段の部分は昔のレイアウト「RTM東海」にて作成した登山鉄道ユニットをそのまま使用しています。

 ⇒ 「RTM東海 サブ路線の手直し

を参照下さい。

 この登山電車は、スイッチバック路線を取り入れ、駅ビル2階の麓の駅と山頂の駅を結んで、途中の駅と信号所でスイッチバックを構成しています。

 その運転はTOMIXの自動運転ユニットを使用して自動運転を楽しんでいます。

 

■ 背景画の設置

 二つのブロックの背面に、シナ・カット合板を打ちつけて背景画を描きました。 と言っても、これも以前使用していた背景画を再利用したものです。 まず、田園ブロックでは、飛び出した壁と明り取りの窓が邪魔していますが、柱や壁には一切手を付けない事を基本方針にしているため、下の写真のような凸凹の背景画となっています。 窓の桟の位置が少し低いため、クロスを貼った板で嵩上げし、N700の目覚まし時計を鎮座させています。

 山岳ブロックでは、下側のブロックを活用して下の写真のような継ぎ足しの背景画をなっています。 山の絵はアクリル絵具で遠くの山並みを描き、近くの丘はターフを播いて表現しています。

 完成した背景画を下に示す。 少しはレイアウトの雰囲気が変わったと思っています。

 

■ 田園ブロックの建物照明の設置

 次に、建物の照明を工作しました。 我がレイアウトはブロック毎にベースが分解出来るようになっています。 このため、電気配線も接続を脱着出来るようにしておく事が必要です。 まず、田園ブロックには周回路線路のための給電ポイントが設けられており、内周路と外周路別にパワーユニットからのフィーダー線と接続できるように、既に工作されています。 下の配線図を参照下さい。

 このブロック内の建物は五軒ありますので、それらに照明を付けることにします。 中央部のサツキとメイの家には、欲張って2灯付けることにしました。 また、街路灯もバス停留所と喫茶店入口に設置することにします。

 これら照明の電源は、パワーユニットのTCS出力を使用することにします。 丁度、このブロックの上側には駅ホームの延長ブロックを載せており、そこに設置してある信号機用の配線が近くを走っているため、新たにコネクタを設けてその電気を頂く事にしました。 そして照明回路のON/OFF のためにスイッチも設けてあります。

 TCS出力を使用するため電圧は12Volt と高いので、LED が 3個直列に接続出来ます。 このため、3灯をひとつの回路にまとめると共に、安全のために電流制限としてCRDを挿入しています。 また、電極のプラス・マイナスも決まっていますので安心して接続できますが、サツキとメイの家では途中のコネクタの逆接続の可能性があるためポカ除けとしてダイオードを挿入しています。 これは過去の失敗を教訓にしています。 定電流ダイオード(CRD)はCRD-15 を使用しています。 今回は3回路並列で使用しているため、15mA×3回路 = 45mA の消費電流となり、照明回路追加に依る負担は影響ないものと判断しています。

 工作内容としてブロックの裏側を紹介します。 配線が集まる配電板はユニバーサル基板を切り取って使用しています。 TCSコネクタの配線は茶色の電線ですが、マイナス側には白線が入っているので、これに注意しながら工作を実施しています。

 照明スイッチの位置は、下左の写真のように目立た無い位置にこっそりと取り付けました。 また、下右に示すサツキとメイの家は紙製ですが、強度を考えて1mm のプラ板の上に張り付けてあります。 このため、次のような工作をしました。

 まず、LEDはサツキとメイの家の書斎と奥の部屋に設置する事にし、LEDが差し込めるようにφ4mm の穴を下からあけ、LEDを差し込んで配線を実施後にテープを貼り付けて、配線の固定と保護を行っています。

 次に、ベース下の配線と接続させるために専用のコネクタを作りました。 このコネクタを外す事によってサツキとメイの家を取り外す事が出来、ストラクチャのメンテナンスが出来るのです。 コネクタはジオコレの電飾キットAに使用されていたメスのコネクタを流用し、秋月で入手していたユニバーサル基板などに使用される連続したオスのコネクタをノコギリで切り離して、オス側のコネクタとしました。 そして、ハンダ付け後に透明な熱収縮テープで保護しています。 透明にしたのは配線の極性を間違えないようにポカ除けのつもりです。 下左の写真はコネクタを半分ほど差し込んだ状態です。 下右の写真はオス側のコネクタを作っている状態です。

 余談せすが、この工作を実施していてコネクタの設計思想にはメーカー毎の考えが有ることに気が付きました。

 以前は、レイアウトの照明用配線のためにコスミックやジオコレの部品を入手して使用していましたが、安く上げるために自作するようになりました。 そのために必要なコンパクトなコネクタを探していたのですが、アメ横で探し出したコネクタやTOMIXの配線部品を切り取って工作して来ました。 

 今回、コスミックとジオコレの部品をしげしげ観察してみると、コネクタのオス/メスの使い方が逆であることに気が付きました。 コスミック製のキットはTCS出力に接続して使用するものですが、上左の写真のようにTCS出力に接続されているコネクタ(上流側)はメス型で、LED側(下流側)はオス型である。 一方、ジオコレの電飾キット(右上の写真)は電源として乾電池を使用するものの、電池に接続されているコネクタ(上流側)はオス型で、LED側(下流側)はメス型である。

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 尚、この電飾キット部品はミニレイアウトのスイッチ付き照明用配線盤として改造して使用しているもので(右の写真参照) 撮影のために取り外してきたものです。 そしてTCS出力に接続して使用出来るように加工してあります。 

 家庭用の電灯線の配線は、壁に設置されたコンセント(電力を供給しているので上流側)はメス型であり、家電製品側の差し込むプラグ(電力を使用する側なので下流側)はオス型である。 この例より、感電や不用意なショートを防止するため、電力線の配線コネクタは、上流側はメス型であり下流側はオス型であるものと認識していたのです。

 コスミック製はこの原則通りの構成であるものの、ジオコレは原則外れの設計思想を取っている事に気が付きました。 そう思って、KATOやTOMIXのパワーユニットのコネクタを観察すると、このコネクタの考え方に二通りあり、誤接続が無い様に慎重に設計されていることに気が付きました。

 

 接触する金属部分がオス形でも安全のためにカバーを作って外形上はメス形に形成したり、外形はオス形でも金属部分はメス形であったりします。 他系列と誤接続を防止したり、極性を間違い無い様な工夫が施されているようです。 コスミックとジオコレの部品は、コネクタ部分の寸法は同じでも使い方が逆であるため、そのままでは相互利用が出来ないようです。 線を切断してコネクタだけを活用する方法もありますが、 ジオコレの電飾パーツには延長ケーブルが6本セットになっているものであり、両端には雄雌コネクターが付いていますので配線を中央部で切断すれば、接続コネクタと活用できる事に後から気が付きました。 次回から活用することにします。

 なお、二つのブロックの接続部分の線路には、左の写真のように、常套手段のスライドレールを使用しています。 また、配線に関しては、隣のブロックの配線と台枠の下で接続しています。 下左の写真。 接続が完了すると、台の隙間に押し込んで見た目にのスッキリとさせています。 下右の写真。

 

■ 山岳ブロックの配線

 次に山岳ブロックの工作を紹介します。 このブロック既に工作済みであったため、接触不良部分を修正するなどのメンテナンスを実施しただけでしたが、配線内容を記録しておくことにします。

 パワーユニットと自動運転ユニットはすぐ手前の台枠に設置しています。 配線はここに集約されます。 登山鉄道の中間駅の前には色々な端子が設置されています。

 この登山鉄道ユニットの裏側の配線を下の写真に示す。 もう2年も前に工作したもので、一部接触不良個所があったのでメンテナンスを実施した。

 スイッチバック部分は下側のベースに工作してあります。 配線は線路下を這わせて橋脚に沿って樋を作り、その中を通してベースの裏側に持って行っています。

 麓の駅には、ポイントと2ヶ所のセンサを設置しており、各線路の端部(6ヶ所)にはバネの付いたエンドレールを取り付けています。 電車の激突によって断線するのを防止するためです。

 配線図に示すとおり、麓の駅と中間駅にはポイントを設け、自動運転とは別に切り替えが出来るようになっています。 ここで走行車両の交代が可能となります。 従って別の2種類の車両を待機させ、代わる代わる走行させることができます。

 今まで、麓の駅のセンサーの一方が不調で、接触不良とばかりにあれこれさわっていましたが、改善できず、ついには分解までしてしまいました。 そこで気が付いた事として、二つのセンサーを連結した場合には信号回路が交差する組合せが有ることに気が付き、手前のセンサーレールの方向を逆にして見ました。 すると見事に両方のセンサーが順調に作動するようになりました。 信号コードを逆さまに差し込む事が出来ませんので車輪と触れる電極の位置が逆になるようにしたものです。

 

■ 貨物列車と登山電車を走らせる

 レイアウトの改修工事が完了したので、車両を走らせて見ることにしました。 先日検討した96の重連を走らせる事にしましょう。

 KATOの96型を2両とTOMIXの96で3重連で運転です。 TOMIXの96は動力を抜いてあり、69659号機、29611号機、29608号機の順で連結させています。

 マイクロの39679号機は単独で貨物を牽引しています。 今回工作した背景やトンネルポータル回りがしっくりとマッチしており、一人で満足しています。

 登山電車の自動運転として、箱根登山鉄道の車両を走らせて見ました。 これらの動画を紹介しましょう。

  96の重連運転        登山電車の自動運転

 

■ 灯りを点す

 細工をした建物の照明を点灯して見ましょう。

 このゾーンには、建物が少ないので建物の照明はあまり目立たないのですが、それでも、それぞれがほんのりと明るくなっているので田舎の雰囲気が出ていますので、これはこれで満足しています。