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物置部屋のレイアウト   機関区の再整備

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 物置部屋のレイアウトの操作盤を新しく作っています。 操作盤の工作も最終段階となっていますので、中断していた機関区の地面工作を再開しました。

 

■ 機関区の地面工作

 機関区のプレートを取り出し、秋の景色になるように工作を開始した。 今まで鎮座していた扇形機関庫を撤去したので、後ろ側の景色とのマッチングが必要となり、黄色や赤色を多用するようになりました。

 ストック品の樹木の中から針葉樹の幹が4本ありましたので、落葉松に見立てて工作しました。 しかし、写真で見る落葉松のような細かい枝の表現が不十分で、残念ながら似て非なるものになってしまいました。 落葉松なのか、銀杏なのか?・・・・・・・・・・。 

 次に、レイアウトにセットした状態を下に示す。 紅葉する低木として、ドウダンツツジをイメージして、赤いフォーリッジクラスターを植えこんでいます。

 左側にある窓の光を受けて黄金色に輝く樹木が、ビューポイントとなりました。 

 一時期は、マイクロトレインス社のマグネマティックカプラーを用いて、自動開放や遅延開放なとをトライした事がありました。 しかし、レイアウト工作や車両工作の腕が未熟で、その機能を充分に楽しむことが出来ませんでした。 うまく作動しない事が多く、だんだんその楽しみ方を止めてしまいました。 そして、アンカプラー線路は撤去され、KDカプラーもナックルカプラーに取り換えてしまいました。 ナックルカプラーはトリップピン付ですが、自動開放や遅延開放の遊び方は止めてしまいました。

 この影響は、機関庫にも影響して扇形車庫の撤去となってしまい、高価なターンテーブルは、単なる飾り物状態になっています。 でも、これでいいのです。 昭和の時代の面影が残っていますので・・・・・・・・・・・・・。 昭和16年生まれのおじさんの趣味なのですから!

 

■冬のゾーンの補修

 秋のゾーンに続いて、冬のゾーンにも手を入れました。 まず、新しい操作盤の前方部分には、モミジの幼木の並木道を作りました。

 そして、冬のゾーンの手前の部分には、霜の降りた状態か、うっすらと積雪している草原をイメージして仕上げました。

 薄めた木工ボンドを塗布した後に、スノーパウダーを振りかけて、薄い積雪( あるいは霜降り )状態としています。 しかし、問題なのは下の事態なのです。

 

■日焼け(?)した雪景色

 以前から気が付いていた冬景色の変色です。 真っ白である筈の積雪部分が黄色に変色してきているのです。 奥の部分は異常無いのですが、春のゾーンに繋がる部分だけが変になってきました。 黄砂が降ってきたのだろうか・・・・・・・? 

 原因を推定するに、積雪状態を表現するために使用した材料が変色したか、あるいは使用した接着剤がマズかったのではないかと考えています。 この部分は、「物置部屋のレイアウト 地面作りを進める」(2017/12/2)や、「物置部屋のレイアウト  秋と冬のゾーンの仕上げ」(2019/1/11)で工作しています。

 また、雪景色工作に関しては、これ以前に、「ミニレイアウト 雪景色を作ろう (1)」(2015/1/25)などで実施していましたが、このモジュールはその後解体されていますので、 「ミニレイアウト 遂に解体する」(2017/9/11)、経年変化の様子は確認出来ません。

 

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 容器の中に残っていた粉チョークを観察しても、真っ白い粉の状態で変色していませんでした。 右の写真の一番右の容器。 従って犯人は接着剤ではないか推定します。

 スノーパウダーを振りかける前に接着剤として、事務用のスプレーのりを始めて使った事を思いましました。 そこで、ストック品箱の中を探して、その空き缶を探しました。 右の写真の右から2番目のものです。 Scotch製の50ml容器でした。 線路部分などをマスキングしてスプレーのりを散布し、その上にパウダーを振りかけて雪景色として仕上げましたが、500円以上もする小さな缶式のスプレーのりはすぐに無くなってしまい、この部分だけに使用した事を思い出しました。

 のりの材質は明記されていませんが、紙(材)質によっては溶剤と反応して変質する恐れがありますとの注意書きがありました・・・・・・・・・・・・。

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 変色して日焼け(?)した雪景色対策として、最初に打った手は写真の左から2番目のTAMIYA製の情景テクスチャーペイント「雪ホワイト」を塗布することでした。 かなり分厚く塗ったのですが、塗り易くするために少し水で溶かしたためなのか、黄色に変色した雪面を隠すことが出来ませんでした。 一日置いても下地の変色具合が見えていました。

 その状態を下に示します。 黄色がやや薄くなっている部分が、この「雪ホワイト」ペイントを塗布したところですが、新雪のような真っ白の状態には程遠い状態です。

 ATSの機器類を隠しているブロック部分( 上の写真の左上部の端 )は取外し可能なため、そのブロックを取外し、変色した表面をガリガリと削り取りました。 そして、その上に白色のアクリル絵の具を塗って、モーリンのスノーパウダーを振りかけました。

 上の写真は、こうして補修工作をした部分と、そうでない部分が比較出来ます。 写真では正確な色表現にはなっていませんが、まだ、不十分ののです。 さらに、取り外せない部分はどうしようか?

 このためには本格的な補修が必要です。 解体に近い作業によって変色した積雪の部分を削り取り、新な造形作業が必要であると判断しましたが・・・・・・・・・・・。

 解体補修となると、ATSシステムまで分解しなければなりません。 さらに復旧後の機能保証も確信がありません。 ・・・・・・・・・・と言うことで、当面はこのままにしておくことにします。

 

■ 操作盤の仕上げ工作

 操作盤の機能が確認できたので、表記方法を考えました。 パソコンでイラストを描き、印刷して操作盤に貼り付ける方法・・・・・・・・・・面倒ですし寸法合わせをどうするかの問題がありますし・・・・・・・・・。 工作の順序が逆でしたね。

 横着者が取った方法は、直接書き込むことでした。 スイッチ類は手書きのラベルを張り、線路の配置はアクリル絵の具で書き込むことにしたのです。 経路幅などは不統一で凸凹な上に、エッジはガタガタですが、他人様に見せるようなものではないので、これで良しとしています。 プラ板のつるつるの表面側に描いていますので、すぐに剥げそうです。 プライマーも使用していません。

 なお、新しいLEDを操作盤の左上に追加しています。 φ5mmの大きめのLEDです。

 15volt電源スイッチ回路の前に挿入したもので、コンセントからの電気が通電している事を表示させるものです。 操作盤裏側の機器配置より、この部分にしか設置出来ませんでした。

 なぜ必要なのか?

 このレイアウトのすべての電源は、操作盤の下に設置しているスイッチ付コンセントから供給されます。 このスイッチ付コンセントには通電を知らせる小さなLEDが付いているのですが、視認性はよくありません。 電源を入れたままで放置されているケーズが、最近とくに増えてきました。 このため、目立つ位置に通電を知らせるランプを設置したのです。 〇〇〇〇対策です。